ガソリンスタンドって聞くと、男性スタッフのイメージでしょうか? スタンド事業にとどまらないヤブサキには、女性社員も多くいます。今回は人事の笠井係長と、営業サポートの冨井さんに、ヤブサキで働くということはどういうことか、話を聞きました。
女性も男性も、仕事には関係ない
—まずは入社理由を聞かせてください。
冨井:母がこの会社に入っていて、誘われたんです。母はヤブサキにまだ女性が少ない時代に入社し、初めて産休を取った社員。母をきっかけに福利厚生が見直されていき、リーダー層に女性社員も多くなってきました。母をモデルケースにして、ここなら女性でも頑張って働けそう、と感じられたのが入社の決め手です。今では弟も入社しているので、冨井家が3人もいることになりますね。周りには「家族がいて嫌じゃない?」と聞かれますが、正直、家と職場は違うので気になりません。むしろ、母が働き通した会社だからこその安心感の方が強いです。
笠井:私は以前ヤブサキに吸収された同業他社にいまして。前の会社がなくなるタイミングでこの業界から卒業しようと思い、1ヶ月間離職しました。他の会社何社かに面接に行き、採用の連絡もいただいていたんですが、その間にヤブサキの社長と話をするタイミングがあったんです。社長のビジョンや社員1人ひとりを尊重する姿勢を知り、「ここでなら続けられるかな」と。
—実際、ヤブサキでの仕事が長く続いていますね。
笠井:入社以来、会社初の女性役職者を目指すと公言してきました。無事、主任の座を掴み取り、そこからステップアップして今は係長になった。住宅ローンも会社の取引先の銀行でくみ、社割で新車も買って、稼いだ給料で娘も大学に入れて。ヤブサキで働きながら、夢を全部叶えました。
冨井:ガソリンも社割があるんですよ。私も笠井さんや母のようにステップアップをして、周りから頼られる存在になっていきたいですね。今、私が母や笠井さんを目標にしているように、将来は私を目標にしてもらえるようになりたいんです。
—笠井さんがステップアップできたのはなぜ?
笠井:常に前向きに仕事をするようにしています。評価してもらうために行動するのではなく、まずは日々の行動ありき。それを評価してもらえたのだと思います。その分、努力もしたし、大変な思いもしましたし。
—大変な思いは? やはり女性に厳しい?
笠井:むしろその逆で、社長は男女の区別をしません。女性だからといって甘く見てもらうことはできないというのはありますね。最後は自分が頑張るしかないんです。あと言い忘れていたんですが、ステップアップのためにももちろん努力だけでなく仲間にも助けられてきました。
任せてもらえる喜び
—入社から現在までの仕事内容を教えてください。
冨井:入社当初は店頭活動に従事していました。車検のお声がけであったり、商談、車の販売、ボディコーティングなどのトータルサポートですね。現在は営業スタッフのサポートとして、お客様情報の管理だったり、業務改善などにあたっています。
笠井:最初は車検の事務とフロントをやっていたのですが、少しして、車販事業を伸ばしていこうという会社の方針もあり、買取販売のフォローをするようになりました。その数字管理をやっている中で会社全般の財務経理も見るようになり、さらに今は法人営業課にも所属しながら、人事も務めています。あれもやれば、これもやれば。本当にいろんな仕事を任せてもらっています。
—仕事のやりがいは?
冨井:営業スタッフの数字成績が上がったり、「業務改善で助かった」と声を聞いたりするのが楽しみ。そういう瞬間にやってよかったと思いますね。営業活動には車検見積もりソフトや顧客管理システムなどたくさんのツールが必要になるのですが、そのマニュアルを作るのも大事な仕事。それは既存の社員はもちろん、新入社員がより早く羽ばたくためにもあります。その点は大きなやりがいですね。
笠井:いろんな仕事を任せてもらえる。必要とされている実感がやりがいです。今のメインの仕事である人事としては、新入社員の子たちが一生懸命働いている姿を見るとグッときます。
会社は人でできている
—ヤブサキってどんな会社だと思いますか?
笠井:ヤブサキの仕事はインフラを支える仕事。だから絶対無くならない。ガソリン車の減少で燃料油の需要は減っているとはいえ、車も産業用の燃料も引き続き必要です。特にコロナ禍でこの強みを再確認しました。まさにうちの娘のバイトがそうなのですが、飲食業や観光業では仕事が減りましたが、ヤブサキはお店も休むこともなく給料もボーナスももらえています。電車通勤だった人が感染症対策のために車通勤になり、そのために代車を貸し出したり。危機にあっても最大限、働くスタッフのために動いてくれる会社だと思います。
冨井:それはありますね。資格取得支援も、そうした制度の一貫ですよね。資格取得のための研修や合宿、受験の費用を会社が負担してくれます。それから、意見を言いやすい会社というのもうちの魅力だと思います。若手に気を遣わせない上司が多い。特に業務改善は1人ひとりまで徹底するのが難しく、できていないスタッフには私から注意することもある。どんな相手でもはっきり言える環境なのは仕事がしやすいです。
—どんな人がヤブサキに向いていそうですか?
笠井:前向きでコミュニケーションが取れる人なら、絶対に活躍できると思います。仕事のできるできないは関係ありません。というのも、社長も部長も新人がどういう子で何をやらせたらいいのかをじっくり見ています。たとえば新卒で事務で入ってきたけど、人と話すのが得意そうだなと思えば営業にするし、逆に営業で苦しんでそうな人を事務やメカニックにしたり。事業が幅広いからこそ、いろんな職種から選べる。場合によっては、新しい職種が生まれるかもしれない。それは事業を拡大しているヤブサキだからこそ言えることだと思います。
冨井:私自身も元々人見知りだったんです。今だからこそ人に言うと驚かれるんですけど(笑)。入社したての頃は付き合いが苦手でしたが、部活やイベントが多くて性格も変わってきました。もちろんおとなしい人、イベントに行きたくない人でも大丈夫。どんな人でもヤブサキは受け入れてくれると思います。
ともに、千葉県ナンバーワンへ
—最後に学生の皆さんへのメッセージをお願いします!
笠井:就職活動中の娘を持つ母として、就活生の気持ちも少しはわかるつもりです。なんでも相談してください。千葉県ナンバーワンの会社になるためには、もっと仲間が必要です。それから女性人事として、女子がもっと活躍する会社にしていきたい。あ、もちろん男性も大歓迎です!
冨井:ホームページやパンフレットだけでは、会社のことを100%はわからない。だからどこかに不安な気持ちはあると思います。誰でも最初からよくわかっているわけではありません。教えてくれる先輩社員がいるのでそこは安心してください。新しい後輩と、一緒に成長していきたいですね。